持続可能な森林経営演習:県外見学

『持続可能な森林経営演習』のレポートをさせていただきます。
6/24~25に毎年恒例の県外見学に行ってきました。
今回お世話になったのは東京は檜原村の田中林業です。
田中惣次さんにお世話になりました。
田中さんは日本を代表する林業家の一人と言っても過言ではありません。
著書もありますので是非一読下さい。
→『日本の森林を考える』

 さっそく遊学の森を案内してもらいました。遊学の森は森林ボランティア発祥の地とも言われている場所です。

まずはスギの人工林の中で手入れの行き届いた人工林の素晴らしさについて説明していただきました。ともすれば人工林が悪者扱いされる今日,重要なのは人工林vs.天然林ではなく,手入れをちゃんとできるかどうかが森林の価値と大きく関わっているわけですね。
それにしても斜面が切り立ってます。

こちらはヒノキ林です。ヒノキの林は新潟ではほとんど見ませんからね。 ここでしっかり見ておかないと・・

落雷によって枯損してしまった立ち枯れ木です。生態系に配慮した森林経営においてはこうした枯損木の存在は生物多様性を高めるために重要なのです。これは今や世界の常識となってます。

ここは育成天然林です。 天然林の手入れができてる山持ちさんって日本にどれぐらいいるんだろ・・

複層林です。いやー,遊学の森は本当に盛りだくさんです。勉強になります。

磨丸太(みがきまるた)です。最近の住宅は床の間がなくなったので,こうした特殊な部材がいかせなくなりましたねぇ・・・すみません,我が家も床柱ないです。
今回の宿泊先は,田中さんの敷地内にあるフォレスティングコテージです。夜はなかなかみんな熱かったね。翌朝,1Fに何人かころがってましたが・・

さて,2日目は森林総合研究所多摩森林科学園にお邪魔しました。井上真理子さんに案内いただきました。井上さんとは森林計画学会つながりです。初めてお会いしたのは,私が学部4年生の時だったかと。
井上さんの専門となる環境教育に関して説明がありました。

割り箸を使ったアクティビティです。どの割り箸が国産かなぁ??

科学園の中を案内してもらいました。ここはサクラ展示林のところです。かなりの数のサクラがここで保存されているようです。サクラの季節に訪れたいものです。

今年も一泊二日の実習を無事終えることができました。来年はどこに行くか今から楽しみです。
例年思いますが『持続可能な森林経営演習』はまさに森林環境学コースを代表する授業です!他大学の森林系にはない新潟大学の目玉だと思います。


地域交流サテライト実習:大河津分水(6/23)

6月23日に1年生を引率して大河津分水資料館へ行ってきました。


大河津分水とは、信濃川の氾濫による越後平野における水害を無くすために、つくられた分水路(放水路)です。大河津分水を代表とする様々な土木工事がすすめられた結果、越後平野は日本有数の穀倉地帯となりました。

大河津分水が建設されるきっかけとなった大洪水「横田切れ」について説明を受けているところ。新潟大学の近くの宝光院では、この洪水の際に地上から2m40cm(写真のガラス天井の高さ)まで浸水したそうです。

大河津分水で洪水流を分流する仕組みについて説明を受けているところです。

老朽化のためお役ご免になった旧自在堰。

 解体工事前の旧自在堰を見学することができました。
越後平野の様子を弥彦山の上から観察しました。
こんなに天気が良い日に弥彦に登れてラッキーでした。
 大河津分水をつくり信濃川の水の流れを変えたことや、信濃川河口の港湾施設の建設などにより、流砂の流れが変わり、海岸線に変化が生じました。
 信濃川の河口付近では400m近く海岸が後退し、海岸の後退を止めるために護岸工事等を行わなければなりませんでした。
 一方、大河津分水河口付近では最大600m近く海岸線が前進しました。新しくできた海岸では、飛砂害が生じるようになり、飛砂害を防ぐために海岸防風林の造成がおこなわれました。

この実習を通じて、現在の越後平野を優良な農地にするために払われてきた血のにじむような努力の一端に触れると同時に、自然に手を加えることの難しさについて感じてもらえらのではないかと思います。


育林系演習及び実習:温見平ブナ天然林

山形県小国町の温見平ブナ天然林に行ってきました。
こちらは、標高400メートルですが3~4mも雪が積もる豪多雪地域で、まだところどころ雪が残っていました。

ブナ林内がどのように世代交代していくのか、地形ごとの樹木の違い(凹地にはヤチダモ、サワグルミ)などを見学しました。

ナラ枯れによって枯れたミズナラです。小国町でもナラ枯れ被害は多く、様々な対策が実施されていますが、それでも枯れてしまうこともあります。

 午後からは、天然林内の林分構造調査を実施しました。樹木の位置、周囲長、階層、樹高などを測ります。
上の写真は、ブナの周囲長を測るために、メジャーを巻いている様子です。
とても大きな木で2人で協力して測りました。
温見平では、普段あまり見ることのできない大きなブナをたくさん見ることができますよ。

最後に全員で記念撮影!
温見平のブナ林は、とても美しく一般の方もたくさん散策にきていました。山形県小国町に立ち寄った際は、是非行ってみてください。

持続可能な森林経営演習(6/16)

本日は『持続可能な森林経営演習』のレポートです。
毎年恒例の山北町(現村上市)における見学です。
山北町は新潟県における林業の盛んな地域のひとつです。
午前中は新潟県を代表する篤林家である東海林さんの所有山林を見学です。
上の写真は,挿し木造林,実生造林を見比べながら,いかに林業で収益をあげていくかという説明を受けている様子です。

林内空間の有効利用の試みとして,葉ワサビ栽培の現場を見せていただきました。
山村では材を売るだけでなく,地域の様々な資源を有効に活用しながら生活を維持する工夫が求められています。ここでは東海林さんから学生達に「葉ワサビの有効活用の方策を是非考えてほしい」との投げ掛けもありました。

午後は「スギトピア」です。スギ専門の製材工場です。最近では集成材の生産が主力となっています。まずは工場の概要の説明を受けました。

工場長の説明で集成材に加工されていくまでの一連の工程を見学させていただきました。工場の中は機械の音がうるさくて説明の声も聞こえにくいのですが,みんな熱心に耳を傾けておりました。

本日最後の見学場所はさんぽくプレカットです。いまや住宅建築用木材のほとんどがプレカット工場を経由しています。プレカットされた部材がどのようなものであるのか・・・今回写真撮るの忘れてました。来年はそういった写真も紹介したいと思います。

普段の授業と違って,いずれの見学先でも質問が出てて良かったです。今年の受講生にどのような刺激が与えられたのか分かりませんが,おそらく初めて知ることも多くて,それぞれ何かしら受け取ったと思います。

6/24~25は一泊での見学です。帰ってきたらまた報告させていただきます。


地域交流サテライト実習:21世紀のハイテク農業

地域交流サテライト実習レポート第2弾!!
こちらは新潟最大級の補光型植物工場グリンーズプラント巻さんにお邪魔してきました。

グリンーズプラント巻オフィシャルページはこちらから
ここでは,主に葉菜類を中心に栽培しています。
もちろん一年間ずーと栽培しています,【施設園芸】の真骨頂!!

こちらの種はなんでしょう?

正解はレタスです!!焼肉巻いて巻いて~♪

発芽には温度管理が重要です。
ここではさらに秘密が・・・日本で2社しか持っていない特別な技術が含まれています。
(詳細は企業秘密なので明かせませんが・・・悪しからず)

こちらは「みつば」

水耕栽培移植作業をさせていただきました。

こちらが移植機械
//www.youtube.com/get_player
 これを見よ!!これぞ職人業

//www.youtube.com/get_player

早ぇーーーー

ほこ×たて いざ勝負!!
移植機 vs. 職人ではどちらが勝つのか?!

お話を伺ったところ,少しだけ移植機が早いそうです。
長時間,多数作業の労働負担を考えると,
やはり農業機械は農作業を大きく助けてくれる技術なんですね,再確認できました。

こちらは「ルッコラ」

食べたことありますか?ピザや生ハムとのサラダにもってこいの人気もの。
食べるとゴマの風味を感じます。
栽培しているものを直接もいで食べさせていただきました。

ほかにもハープ類を栽培しており,県内外のレストランに販売しているそうです。

われらが生産環境科学科では,毎年見学させてもらってます。
興味のある方は,われらが学科へおいでやし!!

この続きはまた今度。
tO bE cONtiNue