育林系実習:長岡ミニチュア採種園

大学は、夏休み前の期末テストの時期になってきましたね。
図書館など、いろんなところで勉強する学生さんの姿が見られます。

新潟県が管理している『長岡ミニチュア採種園』に行ってきました。

長岡地域振興局の担当者の方に説明していただきました。
暑い中本当にありがとうございました!

皆さん知っていましたか?な、なんと、ミニチュア採種園は、新潟発の技術なんですよ!!

こちらが、その現場です。模型などを想像していると、どのへんがミニチュアなんだ!
と思うかもしれませんね(汗)。
通常の採種園では、樹の高さが 3~5mくらいですが、1~2mに制限して、スギやヒバの種を生産しています。
樹の高さが低いことで、安全に効率よく、種を生産することができるそうです。

スギの種って、見たことがない人も多いかも?こちらが若い実です。

秋に収穫して、乾燥させると・・・

こんな風になります。底が網状になった箱に入れて、箱をゆさゆさ揺らすと・・・

スギの種が落ちてきちゃうんですよ~!小さな点々がスギの種です。

種から苗、山に植えられて手入れをされて大きな樹になっていくんですね。

森を育てる最初の現場を見学させてもらいました。


樹木学実習

7月の3連休に樹木学実習が佐渡のキセン城、演習林にて実施されました。

樹木学は、樹木の標本(押し葉)を作成しながら、樹木の特徴と見分け方を学びます。
佐渡に分布する代表的な樹木100種類を2日間で採取しました。大学の林道で、植物採取中。

小佐渡のキセン城の棚田ビオトープを見学。

夜は、植物標本を作製した後に、どんな名前の植物なのかを調べる作業(同定)です。
みんな図鑑とにらめっこ。

夜遅くまで、みんな頑張りました。

崎尾先生による植物の解説です。特徴などをわかりやすく教えていただきました。
朝から晩までなかなか大変な実習だったと思いますが、樹木の見分け方がかなり上手になっていました。
樹の面白さと難しさがわかる実習ですね。

育林系実習:植生・土壌解析

前回、山で調査した土壌・植物の解析を実施しました。
名前がわからなかった植物を各班ごとに標本(押し葉)を作成し、図鑑で名前を調べました。
左から3人目が指導している中田先生です。

植物は、「毛」の付き方によって種類が異なることもあり、ルーペで拡大しながら確認中です。

ここからは、土壌解析です。上の機械は、CN分析計といって、土壌中の炭素と窒素の含有量を調べることができます。

こちらは、ph測定用に土と水を一定割合で混ぜたもの。左から土の上部から下部へ深くなっていて、色の違いがはっきりわかります。

解析を先生が見守っています。

ph測定本番です。ビーカー奥の白い容器に入った土の上澄みを測ります。
土を科学的に測定することで、土壌の特徴がわかり、森林が育ちやすいか、などいろいろなことがわかりますよ。


育林系実習:植生・土壌調査

「森を育てるセミプロになる!」が目標の育林系実習で、森林の植生(植物)調査と土壌調査を実施しました。
こちらの写真は、植生調査を行っている様子です。
範囲内(10m正方形)の樹や草の名前と繁茂している面積(植被率)を記録します。

土壌調査の様子です。垂直に80cm穴を掘って、断面がどのようになっているか観察しました。
土壌の中は、ずっと同じではなく、深さごとに色などが異なっています。さらに、地形や場所によっても変化するんですよ。
土壌調査その2です。土色帳という土の色見本を見ながら、土の色を判定します。
さて、こちらの学生は何を持っているでしょうか?
 正解は・・・・・。トゲが抜かれたモミジイチゴでした~。
実習の空き時間には、みんなそれぞれ森を楽しんでいますよ。

再び水田をドジョウのすみかに(Reported by Satoshi)

 新潟大学が参画しているトキプロジェクトの一環として,佐渡へ「水田魚道」を設置しに行きました.水田魚道とは,主にトキのえさ資源となるドジョウを水路から水田に上らせる施設のことです.なぜ水田魚道が必要かというと,近年の農業の効率化を背景とした圃場整備事業により,水田と水路の間に高低差ができてしまい,ドジョウが水田に上れなくなってしまったからです.現在トキの野生復帰が注目される中,えさとなるドジョウを十分に確保しなければなりません.そこで,水利研では新潟大学名誉教授のM先生を中心として昨年度までこの水田魚道の研究を行っていました.

 今回は,安価で施工が簡単なコルゲート管を用いた「波付き管魚道」を設置しました.まず,水田の畔を掘り,コルゲート管を敷設.ここで,ドジョウは底生魚であるため,魚道の入り口は水路底につけることが重要です.さらに,水利研の先輩の研究成果より,管の設置勾配は9〜11度が最も遡上率が高いということがわかっているため,この2点に注意して施工しました.そして,管を杭で固定して完成です!


みんなで協力してあっという間に完成

この日は2枚の水田に設置しましたが,トキの採餌行動範囲は広く,多くの水田で波付き管魚道を活用した餌場整備が必要です.さらに,水田内のドジョウの生息数を増やすには,水田魚道だけでなく,弱中干しや深水栽培,冬水田んぼ,江の設置などの栽培管理との連携も求められています.

お昼休み中,新穂川でアユやカニを発見!
佐渡の自然を満喫しました.

 最後に,今回この実習に参加して私も水田魚道について詳しく学ぶことができました.また,水田は米を生産するだけでなく,多面的機能をもつということを改めて実感できました.

(Reported by Satoshi)