2月終わりら3月初めにかけて,台湾へ行ってきました。
台湾では,数年前から豪雨災害が発生した現場で,国立成功大学防災研究センターの方と共同で水文観測(降雨や河川の流量の計測)を行っています。台湾は日本と同じく環太平洋造山系に属する島国で,山地が急峻,地質が脆弱,降水量が多く,日本と比べて山地河川での土砂移動が活発です。下の写真は,調査地周辺の写真です。右側が昨年撮影した写真で,左側が今年撮影した写真です。1年前と比べると河床が浸食されて1mぐらい低下しており,川の中にあった直径1~2mぐらいの大きな岩が移動しているのがわかると思います。この程度の地形の変化は序の口で,台風が直撃して大雨が降ったときなどは本の地形がわからなくなるぐらい地形が変化することがあります。
大学の講義・実習で学んだ技術を使って河川の,水深,流速を計測し,流量を求めます。
ある日の朝食の風景。調査に出かける前に街角で生の薄切り牛肉をお椀に入れ、熱々のビーフスープを注いだものを食べているところです。台湾は何を食べてもおいしいです。次の調査が待ち遠しい。。。。