遡上する魚の数を自動的に数える装置!「魚カウンター」

生産環境科学科では,農業用の水利施設が河川環境におよぼす影響についても研究しています.
先日,利根川中流にある利根大堰で,アユの遡上数を自動計測する装置「魚カウンター」の試験運転をしてきました.
利根大堰
魚カウンターは,魚が通過すると河川水の電気抵抗が変化することを利用して,魚の遡上数を計測する装置です.
サケの成魚のように体長が50cmを越える大きな魚の場合,電気抵抗の変化が大きいため,この装置を使用するとほぼ100%の精度で計測できます.実際に利根大堰では,この装置を使用して遡上してくるサケの数を計測しています.
しかし,川を遡上してくる魚には,サケのように大きな魚ばかりではなく,アユの稚魚のように体長が
10cm未満の魚もいます.この装置を利用して小さな魚の数を数えるためには,工夫が必要となります.下の写真は,小さな魚も計測できるように,電気抵抗を計測するセンサーの部分を改良した魚カウンターです.

改良型の魚カウンター



今回の試験運転の結果,この装置を現場で使用する際にあたっての課題が明らかになりました.来年度からの本格稼働を目指して,課題の解決に努めたいと思います.

<参考>魚道を利用する魚の数を自動的に測る!-魚カウンターの開発 
http://www.agr.niigata-u.ac.jp/seikan/study/kenkyu/seitai_fishway.html